視野について・・・

TCでよく言われてきた視野という言葉ですが、

大作がはじめてリアルの世界で、
この言葉をひとから言われたのは、中学1年生のときです。

たしか、ぴかぴかのバスケットボール部の新人さんだったときですね。
顧問の先生に
「まわりをよくみろ！！！」
だの
「視野をひろく！！！」
とかとか。

当時、とっても純粋で無垢だった私は（ウソツケ(#゜Д゜) ゴルァ!!という突っ込みはキコエマセン）
真剣になやみました。
練習試合のときなど、激しいプレスをうけるとすぐに慌ててしまって、ミエミエの横パスを出してしまったあげくかっさらわれてカウンターあぼーんということを連発していました。

当時の私が単純に馬鹿だったのか、年相応だったのかはわかりませんが、
「視野が狭い」という言葉を額面どおりうけとって、
目が悪いから「視野が狭い」と思いこんでしまっていたのです。
（当時視力は1．5か2．0くらい）
また、当時の某バスケットボール漫画で、
「いいプレイヤーは視界が270度ある」
といった意味不明なエピソードがあったのも拍車をかけてしまいました。
これも手伝って、手を広げていって、正面をむいたままどこまで手を見続けられるかといった馬鹿げたこともやってました┐(´-｀)┌

いまから思えば、きっちりと説明できなかった当時の顧問の先生やその漫画家はちゃんとバスケットをやってなかったのではないか？とさえ思えてくるのですが。。。
　
　
「視野」という言葉が単純に「物理的な視界」を意味するのではないということに気付いたのは高校バスケットをやりはじめてから。

そこに、キャプテンとして全中に出場していた同期と、
バスケットで有名な某有名大学でならした出身のOBがコーチとしていたのが大きかった。

めんどくさくなったので、はしょって
つまるところ「視野」ってものは、頭の中で描いた地図のようなもの。
そして、広く正確な「視野」をもとうと思えば、

タフなゲームになっても思考力をたもっていられる体力と精神力
激しいプレスを受けてもボールを保持して周りを見渡すことのできる技術と自信。
味方の動きを予測するためのチームメイト同士の相互理解。
味方の動きを阻害する敵の特徴理解。
味方全体の動きのベースとなるチーム戦術理解
味方の戦術を妨害する敵チームの戦術分析

実際に見ているのは頭であって、目は視野をくみたてていくための道具のひとつにすぎないということを、
3年かかってやっとこさ気付いたのであった。
　
　
このことに気付いたことは、
社会人になってからも「視野を広げる」ときに役にたっていているとさ。